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甲状腺の病気とは?
甲状腺とは?
甲状腺はのどぼとけの下にある蝶(チョウ)が羽を広げた形をした臓器で、甲状腺ホルモンを作っています。
このホルモンは、血液の流れに乗って全身の臓器に運ばれて、代謝を活発化したり、成長を促進したり大切な働きをしています。
血液の甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりしないように、脳にある下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。
このホルモンは、血液の流れに乗って全身の臓器に運ばれて、代謝を活発化したり、成長を促進したり大切な働きをしています。
血液の甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりしないように、脳にある下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。
甲状腺の病気
❶ 甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンが必要以上に多く作られると血中の甲状腺ホルモンも増加しホルモンの働きが過剰になります。身体の代謝が活発になり暑がりや汗が多くなります。
エネルギーが無駄に消費されてしまうため食事の量は増え食欲が増すにも関わらずやせてきたりします。
神経にも作用して手のふるえやいらいら、下痢など体の様々なところに症状は出現します。「横になって寝ていても走り回っているような体の状態」と考えるとイメージができます。
エネルギーが無駄に消費されてしまうため食事の量は増え食欲が増すにも関わらずやせてきたりします。
神経にも作用して手のふるえやいらいら、下痢など体の様々なところに症状は出現します。「横になって寝ていても走り回っているような体の状態」と考えるとイメージができます。
❷ 甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが少なすぎて身体に必要な量を下回ってくると、身体の代謝が落ちた症状がでてきます。
甲状腺ホルモンの産生は脳下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調節されます。
甲状腺機能低下症による症状には、一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあります。軽度の甲状腺機能低下症では症状や所見に乏しいことも多いです。甲状腺機能低下症が強くなると、傾眠、意識障害をきたし、粘液水腫性昏睡と呼ばれます。
また、甲状腺ホルモンは、代謝の調節以外にも、妊娠の成立や維持、子供の成長や発達に重要なホルモンなので、甲状腺機能低下症では、月経異常や不妊、流早産や妊娠高血圧症候群などと関連し、胎児や乳児あるいは小児期の成長や発達の遅れとも関連してきます。
甲状腺ホルモンの産生は脳下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調節されます。
甲状腺機能低下症による症状には、一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあります。軽度の甲状腺機能低下症では症状や所見に乏しいことも多いです。甲状腺機能低下症が強くなると、傾眠、意識障害をきたし、粘液水腫性昏睡と呼ばれます。
また、甲状腺ホルモンは、代謝の調節以外にも、妊娠の成立や維持、子供の成長や発達に重要なホルモンなので、甲状腺機能低下症では、月経異常や不妊、流早産や妊娠高血圧症候群などと関連し、胎児や乳児あるいは小児期の成長や発達の遅れとも関連してきます。
❸ 甲状腺腫瘍
甲状腺にできる腫瘍には、良性と悪性があります。良性腫瘍には、濾胞腺腫と、腺腫様甲状腺腫や嚢胞などが含まれます。悪性腫瘍を甲状腺癌といいますが、大きく分けると乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、悪性リンパ腫などに大別されます。一番多いのは乳頭癌であり全体の90%を占めます。
その次に多いのが濾胞癌になり全体の5%ほどを占めます。
甲状腺腫瘍がある場合、まずは超音波検査(エコー検査)を行い、悪性が疑われれたり大きさがある程度以上の場合、エコーで見ながら腫瘤に針を刺して細胞を取る穿刺吸引細胞診を行って良悪性の鑑別を行います。
しかし、濾胞性腫瘍などでは細胞診で良性と悪性の区別がつかない場合もあります。
その次に多いのが濾胞癌になり全体の5%ほどを占めます。
甲状腺腫瘍がある場合、まずは超音波検査(エコー検査)を行い、悪性が疑われれたり大きさがある程度以上の場合、エコーで見ながら腫瘤に針を刺して細胞を取る穿刺吸引細胞診を行って良悪性の鑑別を行います。
しかし、濾胞性腫瘍などでは細胞診で良性と悪性の区別がつかない場合もあります。