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  甲状腺におけるQ&A

  • 通常は医師からの特別な指示がない限り、何を食べてもかまいません。ただし、昆布を粉にして全ての料理にいれたり、昆布茶を毎日飲むような昆布のとりすぎはあまり良くありません。
    イソジンうがい液の使いすぎも良くないです。
    甲状腺の病気を診断する際に1週間の海草制限をするときもあります。
  • 健康食品やサプリメントなどは甲状腺に悪影響を与えるものもあるので飲みたい際は内容がよくわかるパッケージを持ってきて主治医に相談してください。
  • 抗甲状腺薬を2年間内服すると約3割の方が薬を中止できます。
    5〜6年目くらいまで治療すると薬を中止できる割合はもう少し上がりますが、長期になると中止できる可能性は低くなり、他の治療法に変更を考えることもあります。
    また、薬が中止できてもまた急にバセドウ病の勢いが強くなる再増悪することもあるので薬の投与が終わっても定期検査で再発がないか経過を見ていく必要があります。
  • 可能ですが、甲状腺機能やTRAb、薬の投与状況によって計画妊娠がいいことがあります。
    妊娠を希望される場合は必ず主治医にご相談下さい。
  • 最近の全国的な調査でメルカゾール®を妊娠初期に内服した母親から生まれた赤ちゃんに稀な先天性の異常(頭皮欠損、後鼻孔閉鎖など)が生じたとの報告があり、注意が必要とされています。
    ただし、病状や妊娠週数・副作用などによってメルカゾール®を続行した方が良い場合もあります。
    必ず一度、主治医にご相談下さい。
  • 甲状腺ホルモンが高くコントロールできてない間は心臓に負担がかからないように運動の制限が必要です。
    しかし血液中の甲状腺ホルモンが正常化すれば運動の制限は必要ありません。念のため主治医に確認して下さい。
  • 甲状腺ホルモンは胎児の発育に必要、不可欠なものです。妊娠中は特に飲み忘れに気をつけてください。甲状腺ホルモン剤によって胎児に悪い影響がでることはありません。妊娠中は甲状腺ホルモンの必要量が増加し甲状腺機能が低いと妊娠中の危険が増します。
    できるだけ早く甲状腺機能の血液検査を受けてください。
  • 遺伝的要素の強い方も確かにいますが、必ず遺伝するわけではありません。
    0また思春期以降に発症することが多いので心配しすぎずにしてください。
  • 点眼薬、ステロイドホルモン剤、手術療法などがあります。
    もし喫煙されているのなら禁煙してください。喫煙は目の症状を悪化させます。
  • 甲状腺の大きさ、近々妊娠の予定がある、突眼症があるかどうかなどを総合的に判断して決めています。
    抗甲状腺薬でコントロールできない方の多くはアイソトープ療法を勧めるます。
  • 直径が1cm(10mm)未満の甲状腺乳頭癌は微小癌ともいい、癌の場所や転移の有無など検討して手術をしないで大きくなるまで様子を見ることがあります。
    主治医とよく相談して手術をするかどうかを検討してください。
  • 病気によって変わりますが、平均的には約7日間前後と考えて良いと思います。